繁華街にたむろするギャルたちのインタビューで言われたらビックリする一人称~札幌心療内科コラム

この「一人称」ですが、
実は心理学的には結構面白いテーマです。

人は、話し方や言葉遣いによって、その人の性格や立場まで勝手に想像してしまいます。

こうした反応は、
心理学でいうハロー効果の一例として考えることができます。

つまり、

「俺」

と言えば男らしい人。

「僕」

と言えば穏やかな人。

「私」

と言えば落ち着いた人。

そんなふうに、たった一つの言葉だけで、その人全体の印象を作り上げてしまうのです。

もちろん、実際はそんなに単純ではありません。

「俺」と言っていても優しい人はいますし、
「私」と言っていても豪快な人はいます。

でも人間の脳は、分からない部分を勝手に補ってしまいます。

だからこそ、一人称というのは意外と大事なのです。

逆に言えば、
普段とは違う一人称を使うだけでも、人に与える印象は結構変わります。

少し落ち着いた印象を与えたいなら「私」。

親しみやすさを出したいなら「僕」。

場面によって使い分けるのも、一つのコミュニケーションの技術かもしれません。

人は話の内容だけではなく、言葉遣いや一人称からも相手を判断しているんだなと思いつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)