誘惑に負けそうなときのテクニック。~札幌心療内科コラム

あなたは誘惑に強いでしょうか?

それとも弱いでしょうか?

私はどちらかというと弱いです。

お菓子があれば食べたくなるし、

スマホがあれば見たくなるし、

ゲームがあれば遊びたくなります。

だからこそ思うのですが、

誘惑に勝つ方法として意外と有効なのが、

「それが1キロ先にあったらどうするか?」

と考えることなんです。

例えば、

スマホが今目の前にある。

すると何となく触ってしまう。

SNSを開く。動画を見る。

気づけば30分。

そんな経験は誰にでもあると思います。

でも、もしスマホが1キロ先に置いてあったらどうでしょう。

見に行きますか?

たぶん、そこまでして見ないと思うんです。

お菓子も同じです。
机の上にあると食べる。

でもコンビニまで歩かなければならないなら、

「まぁいいか」となることがある。

つまり人間は、欲しいものに負けているのではなく、

近くにあるものに負けていることが多いんです。

心理学や行動科学でも、

行動を変えるときは意志より環境が重要だと言われています。

だから、誘惑を消そうとするより、遠ざける。
これが大切です。

スマホを別の部屋に置く。

お菓子を買い置きしない。

ゲーム機を押し入れに入れる。

SNSのアイコンをフォルダの奥に隠す。

たったそれだけでも、

驚くほど行動が変わったりするものです。

逆に、

勉強したいなら参考書を机の上に置く。

運動したいならトレーニングウェアを見える場所に置く。

良い習慣は近くに、

悪い習慣は遠くに。

これが基本です。

人間はよく、「もっと意志を強くしなきゃ」と思います。

でも実際には、
意志より環境の方がずっと影響力がある。

だから誘惑に負けそうになったら、

自分を責める前に考えてみてください。

「これが1キロ先にあったら、わざわざ取りに行くだろうか?」と。

もし行かないなら、

今すぐ1キロとは言わなくても、

少しだけ遠ざけてみましょう。

案外それだけで、

誘惑との戦いはずっとラクになります。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)