他人に期待するのを、いい意味でやめろという話。~札幌心療内科コラム

アドラー心理学などでもよく語られますが、他人の行動や感情は、自分にはコントロールできない「他人の課題」です。
私たちは無意識のうちに、
「相手はこう動くべきだ」「自分の気持ちを理解してくれるはずだ」という理想のシナリオを相手に押し付けてしまいがちです。
ですが、他人は自分のために生きているわけではないので、こちらの思い通りに動かないのが当たり前です。
そして期待を裏切られて感じる失望は、
自分が勝手に膨らませた期待と、現実の相手の行動との「ギャップ」によって生まれる自作自演の痛みなのです。
そこで、「相手に期待しない」ことが大事になるわけですね。
聞くと、なんだか冷めていて寂しいことのように感じるかもしれませんが
心理的柔軟性の視点から見ると、これは最高に前向きな諦め(明らめ)です。
他人に期待しなくなると、相手が思い通りに動かなくても「まぁ、そんなもんだよね」と流せるようになり、
無駄に傷つくことがなくなります。
そして、「相手が動かないなら、自分が快適に過ごすためにどう動こうか?」と、
エネルギーを自分の行動へ100%注げるようになるのです。
他人に振り回され、受け身で過ごすのではなく
最後はやはり自分の意志で動くことが何より大事です。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



