吸血鬼に説教された女性。~札幌心療内科マンガ

◆ 甘いものがくれる「一瞬の幸福」

甘いものや炭水化物を食べると、血糖値が上がります。

血糖値が上がると、脳はエネルギーを受け取り、
気分がよくなり、満足感も高まります。

疲れているときにスイーツが欲しくなるのは、
ある意味とても自然なことです。

でも――
ここに落とし穴があります。

◆ 上がった血糖値は、必ず下がる

血糖値が急上昇すると、体はそれを下げようとして
インスリンというホルモンを分泌します。

この働き自体は正常です。

しかし、急激に上がった血糖値は、
急激に下がることも多い。

するとどうなるか。

血糖値が下がりすぎて、
食べる前よりも気分が落ち込むことがあるのです。

・だるい
・イライラする
・また甘いものが欲しくなる

こうして「もう一口」が始まり、
気分改善のために食べる → さらに落ちる
というループに入ってしまいます。

◆ 「気分を上げるために食べる」は逆効果

もちろん、炭水化物や甘いものが悪いわけではありません。

問題なのは、
気分を良くするための手段として使うこと。

一瞬は上がるけれど、
あとで落ちる。

これは、メンタル面でも体重面でも、
あまり得策とはいえません。

特に夜の間食は、
血糖の乱高下を起こしやすく、
翌日のだるさにもつながります。

◆ 食べるなら「ごほうび」にする

どうせ食べるなら、
衝動ではなく“設定”にするのがコツです。

・運動をしたら食べる
・仕事をやりきったら食べる
・勉強を終えたら食べる

つまり、ごほうび化する。

こうすると、

① 行動のモチベーションになる
② ダラダラ食べを防げる
③ 自己肯定感も上がる

というメリットがあります。

同じ甘いものでも、「逃げ」か「報酬」かで意味が変わるのです。

◆ まとめ

甘いものは、一瞬の幸福をくれます。

でも血糖値は必ず下がります。
そして、気分も下がる可能性がある。

だからこそ、

・食べすぎない
・気分改善目的で使わない
・ごほうびとして管理する

これを意識するだけで、
体もメンタルも安定しやすくなります。

甘さは敵ではありません。
付き合い方がすべてです。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)