「常にそばにいる」ことは、愛じゃないという話。~札幌心療内科マンガ

「依存」には様々なパターンがあります。
酒、タバコ、ネット、ギャンブルなどなど。
中でも見過ごされがちなのは「人間関係」の依存。
誰かがいないと生きていけない、と思いこんでしまうのは、実は依存です。
もちろん人間は協力しあう動物です。
そのためお互いで「いい関係」を持ったり、相手が心の拠り所になったり、誰かといて癒やされたり、いいエネルギーをもらったりするのは、素晴らしいことです。
しかし重ねて「この人がいないとダメ」「生きていられない」なんて思うのなら、それはもう「依存」です。
たとえばお酒を飲んで「エネルギーになる!」と思うのならいいのですが「酒がないと生きていけない」と思うと依存になりますね。
この違いです。(とはいえ、酒でエネルギーになる、という人は、遅かれ早かれ「生きていけない」になっちゃうんですが)
そして実際、人間関係において「もっと一緒にいてよ!」とか「お前がいないとダメなんだ!」と、常に一緒にいることを要求する人はとても多いものです。
しかしここでふと考えてみてください。
あなたがその人といっしょにいることで「愛を示せる」としているなら、それは間違いです。
それで証明しているのは
「あなたがいかに自分の人生を生きていないか」と
「相手の自立性を軽んじているか」
だけなのです。
人間は、一人でも自立し「誰にも何にも依存しないで生きていく」ことがゴールです。
どこか、途中で依存したり頼ったりすることはあるでしょう。しかしそのままずっとではなく、どこかで「自力」で生きていく必要があります。
よって冷たく感じるかもしれませんが、「常に一緒にいよう」とせず、ルールや時間などを守って「ここまでは一緒にいられるけど、これ以上はできない」と明確化することです。
そして何よりあなた自身が、自分で自分の人生を生きていくことです。
その背中を見て相手に成長させたりする、という意味だってあります。
後悔しないように、誰にとっても一度きりの人生を生きていくようにしてくださいね。
(完)



