うる星やつらの「飛鳥」に学ぶ最強のデート判定法~札幌心療内科コラム

「うる星やつら」というマンガをご存知でしょうか?

かなり昔のラブコメなんですが、最近リバイバルされて、大きすぎるお友達が歓喜していたので、記憶に新しい方もいるかもしれません。

その中に、「飛鳥」という、全身に鎧を着用した美少女が出てきます。

この女性、男性があまりに怖いため鎧を着ている、という設定なんですが、いやこれ、非常に面白いなと。

そもそも男性にとって、女性をデートに誘う際は、

「この女性と親しくなれるだろうか?」

ということは、多かれ少なかれほぼ確実に考えます。

親しくなれる、というのは、ソフトに表現していますが、多かれ少なかれ、色々とディープな関係です。

「え、そんな思考があるとはぜんぜん思わなかった!」

みたいな人はいないと思いますので話を先に続けます。

さて、このときに。

運命の神様があらわれて

「お前の未来を知ってるから言うんだけど、その女性と100%そうなれることはないよ!」

と教えてくれたらどうでしょうか。

おそらく男性の大半が

「あ、だったらやめようかな」

と思うはずです。

特に仕事が忙しかったり、他の女性がいたり、またはそのデートに多額の投資をしようとしている男性なら、なおさらそう思うのではないでしょうか。

100%落ちると分かってる就活に行かないようなものです。
または休業や閉店してると分かってるレストランに行かないのにも似ています。

とはいえ、もちろん運命の女神なんて存在しません。

では、この運命の女神のかわりに、その女性が全身鎧を着ていて、脱げる雰囲気がぜんぜんなかったらどうでしょうか。

まぁ、間違いなく、運命の女神の予言と同じようなもので、「これは無理そうだ」と思ってデートに誘うことはないはずです。

すなわち「飛鳥」は、「無理そう」という予感を、ビジュアルに何より分かりやすい状態で表現しているのが、非常に面白いな、と思ったのです。

ちなみにマンガ内では、
「さすがにそれでは、ファンすらもつかないのでは」
という配慮からか、鎧が、体型の分かるボディスーツのようなものに変わったりしていました。

当然ですが、ボディスーツなら「脱げそう」ですし、何より体型も見えてしまう(ビジュアルは何より重要です)ので、よりファンも増えそうに思えました。

さてこの鎧。
これ、実は多くの女性が、多かれ少なかれ、身にまとっています。

たとえば

・相手がいて、その相手にどれだけ夢中かを隠さない(入りこめなさそう)
・「私は1回・2回程度でそういう関係にならない」と明言する(明確な牽制)
・何を話しても笑ったり感情を動かさない(スキのなさ)

などなど。
もし思い当たることがあって、結果、誘いの少なさに悩んでいれば、その鎧を外すことを意識するといいかもしれません。

また並行して、男性のみなさまは、デートの前に

「この相手が鎧を着ていたとしても会いたいと思うか」

ということをぜひ考えていただきたい。

もし「鎧を着ていて、それが脱げないと確定していても会いたい」と思うのなら、それはもう、間違いなく全力の愛です。

熱狂的なファンは、アイドルが鎧を着ていても、絶対に二人きりで会いたいと思いますよね。

そのレベルです。

逆に「鎧を着ている? それなら会いたくない!」と思うのなら、その程度の相手です。
一過性の嗜好品みたいに考えてしまっている可能性があります。

であれば、他の相手や、仕事に打ち込んだ方がまだ有意義です。

「胸だと思っていたものが、胸に入れた雪見だいふくで実は何もなかった」
「スリムだと思っていた体型が、全力の矯正下着によるもので、取ったら10倍の体積になった」
「体が全部、実は精巧なロボットで顔だけが人間だった

など何でも構いません。

では女性の場合はどうなのでしょうか?

このたとえは非常に難しいのですが、たとえば

「その男性が、サイフにガチガチの鎧を着せていて、一切、お金を払うつもりがない」

という状況を想像してみましょう。

他にも

「サイフに入ってるお金が全部、こども銀行券だった」
「ゴールドカードだと思っていたら、ポケモンカードだった」
「アルマーニのスーツを着てると思っていたらアルマジロだった」

など何でもOKです。

「だったら会いたくない」

と思うのなら、それは9割「食事」目当てということです。

もし「サイフ無関係に会いたい」と思うのなら、心底その相手がアリと思っている、ということになります。

人生で後悔しないために、体にしてもお金にしても、「鎧」をイメージしてみる。非常にオススメです。