「飲酒×中年男性」が一番危険という話。~札幌心療内科コラム
酒を飲む、というのは悪い行為ではないと思います。
味が好きとか、飲み会で楽しく過ごす
とかなら十分意味があるのではないでしょうか。
しかし危険なパターンが一つだけあります。
それこそが「中年男性×一人×飲酒」。
これは自殺の危険が跳ね上がります。
自殺をしている男性が、実は普段から「一人で飲酒をしていた」という例は非常に多いものです。
男性は女性に比べて、孤独を抱えやすいもの。
その結果「酒」に走ってしまう確率が高くなります。
特にストレスや孤独を癒やすために飲酒に走ると、どんどん酒量も増えていき、依存していきます。
また結果、仕事などへの集中力も下がっていき、輪をかけて孤立していきます。
孤立すればするほど、「自分には酒しか楽しみがない」と思い、またさらに酒量も増えていきます。
また酒は理性を緩ませ、衝動的な行動に走らせるリスクも高まります。
結果、自殺に走ってしまう……というわけです。
よってあなたの夫・恋人・友達などが「一人で飲酒をしている中年男性」だったら、何かある前に話を聞いてあげることが大切。
少なくとも孤独感だけは安らいでいくはずです。
ただその時に「酒を飲むな」とは言わない方がいいでしょう。
「この相手も分かってくれない」
と思って、孤独感がさらに強まっていきます。
変化させようとするのではなく、ただ一緒の時間を過ごす。
それこそが大切です。



