子供に勉強する理由を問われたときの説明~札幌心療内科コラム

「ねぇ、どうして勉強しなきゃいけないの?」

子供からよくそう聞かれることは多いものですが、精神医学的に、答えは決まっています。

それこそが

「認知症にならないため」

です。

実は精神科医ギル・リビングストンの研究では

「子供時代に教育を受けていないと、認知症の発症リスクが1.6倍に高まる」

のだそうです。

これには色々な分析ができそうですが

「子供時代の教育によって頭脳が鍛えられて、その後も色々なものに興味を抱き、認知症になりにくくなる」

という可能性も十分に考えられるのではないでしょうか。

逆に子供時代に教育を受けていないと、少なくとも「勉強」という習慣ができず、新たなことを学習することもなく、ただ漠然と日々を送り、結果、脳への刺激も少ないまま、認知症になってしまいやすいとも考えられます。

とはいえ子供に勉強の必然性を問われて

「認知症にならないためだよ」

というのはあまりにドライすぎますし、子供も

「そんな先のことはどうでもいい」

って思うでしょうから、もっと無難な言い方として

「たくさん勉強しておけば、大人になってからも色々なことが分かって、人生が楽しくなったり、トクをするからだよ」

など説明しておくのが一番いいかもしれません。

(完)