幸せになるための時間の使い方。~札幌心療内科コラム

◆ 時間の使い方は2種類しかない

時間の使い方は、実はとてもシンプルです。

それは

A「未来の自分を喜ばせる」か
B「今の自分を喜ばせる」か

この2つしかありません。

そして多くの選択は、
このどちらかに必ず当てはまります。

◆ 私たちは「今」を選びやすい

例えば、

ダイエットのために運動するのはA。
お菓子を食べてゴロゴロするのはB。

どちらが正しいかは明らかでも、

人は本能的に「今の快楽(B)」を選びやすいのです。

これは心理学で「遅延割引(Delay Discounting)」と呼ばれます。

未来の大きな利益よりも、
目の前の小さな快楽を優先してしまう傾向のことです。

◆ 有名な「マシュマロ実験」

この傾向を示した有名な研究があります。

スタンフォード大学の「マシュマロ実験」です。

子どもに対して

「今すぐ1個食べるか」
「少し待てば2個もらえるか」

という選択をさせたところ、

待てた子どもほど
将来的に学業や社会的成功の傾向が高かったと報告されています。

つまり

未来の自分を優先できる力が、長期的な結果を変えるのです。

◆ どちらも「自分を喜ばせている」

ここで大切なのは、

AもBもどちらも

「自分を喜ばせている行動」だということです。

違うのは、

・今の自分を喜ばせているのか
・未来の自分を喜ばせているのか

ただそれだけです。

だからBが悪いわけではありません。

ただ、

未来の自分にも喜びを回せる人ほど、人生の満足度は高くなりやすいのです。

◆ 未来の自分を優先するコツ

ではどうすればいいのか。

それは

「未来の自分を、他人のように考えること」

です。

心理学では「未来自己連続性」という考え方があり、
未来の自分を“今の自分とつながった存在”として感じられる人ほど、
長期的に良い選択をしやすいことが分かっています。

つまり

未来の自分を
「大切な人」と同じように扱うことがポイントです。

◆ まとめ

時間の使い方は

A「未来の自分を喜ばせる」か
B「今の自分を喜ばせる」か

この2つだけです。

人は自然とBを選びやすい。
それが人間の仕組みです。

しかし、
未来の自分を喜ばせる選択を少しずつ増やせる人が、最終的に大きな満足を得ます。

どちらを選ぶかは自由です。

ただ、

その“喜ばせる相手”を未来にできるかどうか。

それが、人生の差を生むポイントかもしれませんね。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)