未来の自分を想像するテクニック。~札幌心療内科コラム

ダイエットをしようと思ったり、
勉強をしようと思ったり、
何か新しいことを始めようと思ったり。

そんなときに、

「面倒くさいな」

と思ってしまうことはありませんか?

人間は基本的に、
目の前の快楽に弱い生き物です。

運動するより動画を見たい。
勉強するよりゲームをしたい。
早起きするより寝ていたい。

これは意志が弱いからではなく、自然な反応です。

なぜなら人間の脳は、未来よりも今を優先するようにできているからです。

だからこそオススメなのが、
「未来の自分を想像する」というテクニックです。

例えば運動が面倒なとき。

そのまま何もしなかった未来を想像してみる。

数か月後。

数年後。

体力が落ちているかもしれません。

健康診断の数字が悪化しているかもしれません。

階段がつらくなっているかもしれません。

逆に、今日運動した未来も想像してみる。

少し引き締まった体。

軽くなった足取り。

健康的になった自分。

その未来の自分が、

「運動してくれてありがとう」

と言ってくれる姿を想像するのです。

勉強も同じです。

今日サボった未来。

今日少しだけ頑張った未来。

どちらの自分が笑っているでしょうか。

心理学では、未来の自分を具体的にイメージできる人ほど、
長期的な目標に向かって行動しやすいことが知られています。

逆に未来の自分が他人のように感じられると、

「まあ明日の自分が何とかするだろう」

となりやすい。

なので重要なのは、

未来の自分を他人ではなく、
今の自分の延長として感じること
です。

そしてもう一つ大切なのは、

未来の自分を脅迫することではありません。

「やらないと終わるぞ!」

ではなく、

「やってくれてありがとう!」

感謝される未来を想像すること

人間は罰よりも、
ごほうびの方が動きやすいからです。

もし何かを頑張れない日があったら、
未来の自分は今の行動をどう思うだろう。
そんなことを少しだけ考えてみてください。

案外それだけで、
最初の一歩が踏み出しやすくなります。

未来は突然やってくるものではありません。
今の行動が少しずつ積み重なって、
未来の自分を作っています。

だからこそ、未来の自分に感謝される選択を、
今日ほんの少しだけ増やしていけるといいのかもしれません。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)