最大効率で勉強や仕事をするコツ。~札幌心療内科コラム

やらなければいけない勉強がたくさんあるとき、
「あれもこれも」と同時に手を付けてしまうことってありますよね。
しかし、この「クルクルと手を替え、品を替え、な進め方」は、脳のエネルギーを激しく無駄遣いしてしまいます。
人間の脳は、複数の物事に同時に集中できるようには作られていません。
心理学では、タスクを切り替えるときに発生する脳の負担を「タスクスイッチング・コスト」と呼びます。
なぜなら、切り替えるたびに集中力がリセットされちゃうから。
「さあ、次はこれをやろう」と教材を変えた瞬間、せっかく高まっていた集中力は一度ゼロに戻ります。これでは脳がエンジンを温め直すだけで疲弊し、中身が頭に入りません。
さらに、複数のタスクが目の前にあると、一つのことで行き詰まったときに別のタスクという「逃げ道」ができてしまいます。
ついサボりたくなっちゃうのは、脳に別の選択肢を与えているせいで、
無意識に言い訳を作って先延ばししてしまうからです。
結果、どれも中途半端に終わってしまいます。
この悪循環を断ち切るための解決策はシンプルです。
今日やるべきことを一つだけ選び、それ以外のことは視界から消してしまいましょう。
一つのことだけに全神経を注ぎ込むことで、脳の無駄な消費はゼロに近くなり、集中力は深いレベルへと入っていくはずです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



