聞く必要のない話~札幌心療内科マンガ



現在、ネットやスマホの発達によって、もう、世界中の誰でも、24時間にわたって、好き勝手にネットに書けるようになりました。
一見、素晴らしいことです。

しかしこれ、本当に幸せなことなんでしょうか。

その結果として、過去であれば、「誰も相手にしていないような独り言」ですら、等しく我々の目に飛び込んできます。

しかし当然ですが、我々の生きられる人生には、限りがあります。
一日の時間だって有限です。

すると我々は、それらの情報に惑わされて、自分にとって本当に大切な情報を目にするチャンスが、大幅に失われていないでしょうか。
大切な宝石が、砂粒にまぎれて、見つけられなくなっていたりしませんでしょうか。

どこかの誰かの炎上や、誰かの憤り、ストレス、凄惨な事件。
それはもちろん目を引きます。知らないよりは、知っておいた方がいいでしょう。

しかしそれは、あなたの目の前でおこる現実のできごとや、友達の言葉や、家族や大切な人との時間より、果たして優先すべきものなのでしょうか。
ネットの洪水を見つつ、あなた以外の人生に感情移入したまま、あなたの周囲を放置したまま人生が終わってしまっても、果たして後悔しないのでしょうか。

もしも今「さすがにそれは……」と思うのなら、一日のうち少しでもいいので、スマホの電源を切ってみるのもアリかもしれません。

(完)