トクになる考え方の話。~札幌心療内科コラム

◆ 思考が現実をつくる理由

「明るいことを考えていると明るいことがやってくる」
「暗いことを考えていると暗いことがやってくる」

一見すると、
少しスピリチュアルに聞こえるかもしれません。

ですがこれは、
心理学的にも説明できる現象です。

それは、
人は考えていることに関連する情報を優先的に見つけるようになるからです。

◆ 人は「見たいもの」を見ている

私たちの脳は、
すべての情報を平等に処理しているわけではありません。

自分が意識しているもの、
考えているテーマに関係するものだけを拾い上げます。

これを心理学では「選択的注意」と呼びます。

つまり

明るいことを考えている人は、明るい情報に気づきやすくなる。
暗いことを考えている人は、暗い情報ばかり目に入る。

ということが起きているのです。

◆ 思考が行動を変え、結果を変える

さらに重要なのは、
思考は行動にも影響するという点です。

明るいことを考えていると

・人に話しかけやすくなる
・行動が前向きになる
・挑戦しやすくなる

逆に、暗いことを考えていると

・行動を控える
・消極的になる
・チャンスを避ける

こうした違いが積み重なり、
結果として現実に差が生まれます。

思考は、現実のフィルターであり、行動のスイッチでもあるのです。

◆ 無理にポジティブにならなくていい

ただし、ここで注意したいのは

「常にポジティブでいなければいけない」
という話ではないということです。

大切なのは、

少しだけ意識して“明るい方向に目を向ける”こと。

落ち込む日があってもいい。
ネガティブになる瞬間も自然です。

そのうえで、

「今日よかったことは何か?」
「少しでも前に進んだことは何か?」

と考える習慣を持つことが大切です。

◆ まとめ

明るいことを考えると、
明るいことに気づきやすくなる。

暗いことを考えると、
暗いことばかり目に入る。

これは気分の問題ではなく、
脳の仕組みによるものです。

だからこそ

少しだけでも明るいことに意識を向けるほうが、人生は得になります。

大きく変える必要はありません。
ほんの少し、見る方向を変えるだけです。

その積み重ねが、
感じる世界を変えていきます。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)