人間の最大の弱点は「物語」という話~札幌心療内科マンガ




人間は物語を信じることでここまで発展してきました。

たとえばそれは「共通の神」であったり、または「同じ部族のため」であったり、「世界平和のため」であったり、時代によって物語はさまざまな形を変えています。

ある意味「共通の目的」と言い換えてもいいでしょう。
それによって人同士が協力しあい、大きなグループになりました。
たとえ野獣がどんなに強くても、協力し、武器をもった人間たちにはかないません。
その結果、人類は地上で最大の勢力になりました。

物語を信じられる、というのは人間にとって最大の武器なのです。

しかしそれは同時に弱点でもあります。
物語を何も持っていない場合、外から語られた物語をカンタンにインストールされてしまいます。

たとえばネットには、たくさんのニュースがあります。またSNSでは、たくさんの炎上事件や、誰かの「こんなひどい体験があった!」などの書き込みがあります。

それらは人間の脳に入り、多くの人が「ひどい!」「オレも同意見だ!」などとその人を動かします。
結果、多くの「いいね」が集まり、そのもとになった体験やニュースは、炎上という形で巻き上がります。

もちろんそれを否定するものではありません。
しかしそれに参加することで、その人の人生は、何かよくなるのでしょうか。
いえ、社会を動かしたぞ、ということで、その人が亡くなるときに満足できるのなら、何も言うことはありません。それはそれで素晴らしいことでしょう。

しかしそれが、ただの退屈しのぎであったり、「結局何をしていたんだ」と思うのであれば、変わる必要があるのではないでしょうか。

人の物語に対抗するには、たった一つ。
「自分だけの物語を持つ」ことです。

自分自身はこうなりたい、こんなふうに生きたい。

そんなふうに考えることで、自分だの物語を確固として持つこと。
それこそが、何より後悔がなく生きるコツだと思っています。

あなたは、どんな人生を送りたいですか?
どんな風に生きていきたいですか?

そんなあなただけの物語を大切にしてくださいね。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)